世界の現状
クルマを買えない人々が多く存在
世界の自動車台数 | 11億台 |
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与信審査に通らない人の数 | 20億人 |
世界を見ますと、世界では11億台の自動車が登録されている。
1年間に1億台が販売されている。
大手自動車メーカーから新車が生み出されている。
ですが20億人の方が与信審査に通過しないという現実がある。
目標
- ・世界の自動車販売金融を変える。
- ・従来は提供不可能であった層をターゲットにする。
- ・安全なファイナンス提供を実現する。
低所得者向けの自動車ローンが普及しない理由
低所得者向けの自動車ローンが普及しない背景には、不都合な現状がある。
車は、支払が滞っても車を使用できてしまう。
携帯電話の場合
携帯電話契約者:支払が滞ると通信ができなくなる
↓
携帯キャリア:支払いに対するインセンティブが高い
自動車の場合
自動車ローン・リース契約者:支払いが滞ってもエンジンはかかる
↓
自動車ローン・リース会社:支払いに対するインセンティブが低い
経済的なピラミッド
経済的な階層 | ローンの提供会社 |
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与信審査が通る層 | 従来のファイナンス |
支払い能力があるが与信審査が通らない層 (圧倒的ボリュームの未開拓マーケット) |
Global Mobility Service |
支払い能力がない層 | サービス対象外 |
これまでと違う自動車ファイナンス
経済的な階層のピラミッドで言いますと、三角の頂点の部分。これが、与信審査が通る層です。
ここを対象にこれまでの世界中の自動車メーカーが車を売っている。
そして、自動車ファイナンスが行われている。
ここに対して群がって、ここでの金利合戦、車両の値引き、車両の価値化等を行ってきた。
中島徳至社長の発言
多数派に融資
だけれどもピラミッドの真ん中の部分は、自動車ローンの対象外だった。
ここは預金を持っている。あるいは個人の信用はある。まわりからも認められている。
しかし、なぜか金融機関が定める審査に通過しない。
その結果、ローンやリースが使えない。
そこで、その不均衡を是正することは非常に重要だと考える。
バランスを整えることは非常に重要だと思っている。
そういう会社がこれまでなかなか現れてこなかった。
そこは私たちがなんとか技術とサービスで解決しようと思っています。
なにも支払い能力がない人たちに対してサービスを行おうというつもりは全くないわけなんです。
この携帯電話と同じように、支払に対するインセンティブが働くようにする。
プリペイドカードのデポジット
新興国では、携帯電話はプリペイドカード方式になっている。
このため、前金を払って、そのデポジット(保証金)がなくなると通話できなくなる。
それと同じように自動車を、同じ使い方にしてしまえば、インセンティブが高くなって、すぐに支払いをしてくれる。
自動車は鍵が一番強いインセンティブだ。
どうしてもこれまでの自動車ファイナンスの方々は頭を悩ませてこられた。
独自のデバイス技術による問題解決
クルマを「携帯電話」と同じ扱いにする。
特許:PCT特許(国際特許)出願済み
遠隔制御デバイス「MCCS」
- ・通信回線を用いて、遠隔で自動車エンジンの起動を制御
- ・自動車のみでなく、あらゆるモビリティ(動く機械)に搭載可能
- ・車の走行に一切影響を与えない。安全なフェールセーフ(危険防止)設計
ローン・リース契約者
↓
ファイナンス会社
↓
ローン・リース契約車両の車のエンジンがかからなくなる。
↓
毎月の支払い
あらゆる車両に取付け可能
- ・遠隔でエンジンを起動不可にし、料金支払いを促す
- ・支払い不能となった場合は、確実に車両を回収
- ・回収車両は遠隔停止させるため、転売価格の下落を防止
ファイナンス会社のメリット
- ・エンジン起動の遠隔制御
- ・車の位置情報特定
中島徳至社長の話
僕たちは、この特徴的な「MCCS」を開発しました。
遠隔起動制御ができるデバイスです。
これは通信回線を使っています。
非常にセキュアな環境です。
走っている車を停めるということではありません。
停まれという指示をしても、そのまま走り続ける。
ある一定のイベントが成立するとエンジンがかからなくなる。
ですから街で停めるということはありません。
これを外したらまた付けたら動くというレベルのものでもありません。
おそらく世界一フェイルセーフ(危険防止)の機能が充実したデバイスだと思います。